占い師や霊能者の結果を出す順番の話
まぁ、僕の一番人狼ゲームをやってた頃は同時出しが主流だったのですが、最近は同時出しは禁止みたいな場所も多々あるようで。
ちょっと考察というかなんというか、丁度他人に教える機会があったので考えてみようと思います。
自分は今「人狼の詩」という、役者が舞台上でアドリブで人狼ゲームをする即興劇のゲーム監修をしています。
これね。
https://projectuzu.wixsite.com/jinro-no-uta
その場でとある役者さんに聞かれたお話。
「占い師の結果って後から出すのと先に出すの、どっちがいいんですか?」と。
その環境では人狼と狂人がお互いを知っている(いわゆる眷属)という環境だったのですが、そうではない普通の狂人だとしても、結論から言えば後から出した方が有利です。
何故なのか。
答えは後出しの権利にあります。
ちなみにこの後出しの権利というのは僕が某漫画を見て勝手に付けただけの呼称なので議論中に使うと「なにそれ?」って言われます。気を付けよう。
後出しの権利をじゃんけんで例えてみましょう。
例えば貴方が誰かとじゃんけんするとします。
ただし貴方は出す手を先に紙に書いてください。
その状態で貴方が先に手を出して、それを見てから私が好きな手を出してもいいですか?と言われたら「いいですよ」と言う人はいないでしょう。
そりゃあ向こうが100%勝つんだもの。
しかし逆はどうでしょう?相手が先に出して、貴方が後に出す場合。
これは別に問題ありませんね。だってこっちの出す手はもう紙に書いて決めてあるんだもの。
この例え話の貴方が真占い師、相手が偽占い師です、と言えば少しはわかりやすいのではないでしょうか。
偽占い師は真占い師の結果を見てから自分に有利な結果を出せます。
しかし、真占い師は偽占い師の結果を見てももう既にGMから聞いた正しい結果しか出せません。
これが偽占い師にのみ与えられた、後出しの権利です。
なので、基本的には偽占い師からすれば上記の理由で、真占い師からすればそれをさせないという理由で、後から出すほうが有利です。
霊能者も大体同じです。
ただし。
今の例えで言うと人狼ゲームはそのジャンケンの結果だけで決まるゲームではなく、どちらが最初から出す手を紙に書いていたのかを当てるゲームです。
なので、一斉に出して偽占い師の後出しの権利を一方的に奪う、という事をしないのであれば、折角なのでそのメリットデメリットも込みで考えて、占い師の真贋を付ける、或いは信用を取るという事を考えてみるのはいかがでしょうか。
人狼ゲームにおいて100%の正解なんてありません。
ここに書かれているのは一個人の一つの考え方であり、この考えが絶対ではないですし、正解でも無いです。
鵜呑みにすんなよ!自分で考えて勝ってこその人狼ゲームだ!!